冬場は修理の季節です

乗らない時期にメンテナンス・・・ということですね

九州は冬でもバイクに乗れますが、寒いですからね~

寒くなると修理のご依頼が増えるのでなんとなくみなさんそうなんでしょうね~

JAZZの12V化の依頼が来てます。

自分の出る幕はなさそう。

よし、こたつで丸くなるか。

ん?

は?

え~~~~~~~~

修理依頼はあまり記事に出来ないものが多いのですが、今回は販売させていただいた車両でのご依頼でしたので

部分的にご紹介です。

12V化のご依頼なのですが、「しばらく見なかったね~」という話をしていたら・・・

事故に遭われたと

単独事故による破損、搭乗者も受傷されたということで・・・

最近バイク見ないな~と思ってたら、事故でしたか・・・・

倒したくらいの傷と、走行中の事故はまるで別物です。12V化+傷くらい消してお返しくらいに思ってましたが、これは事故状況をしっかり考えてバイクの状況を見ておきましょう。

結果は詳しく書けませんが、乗ってこられたので走行は可能です。しかしよく見ていくと・・・

メーターカバー、リアウインカー上部に削れた傷。ここは普通傷が入らない部分です。

ホイール歪み、フォークオイルもれ、メーター内部破損、などなど

ハンドルのひずみ、ステム周囲のようです。このバイクのサイドカバーが一部欠損しているの初めて見ました。

事故レベルは「命にかかわる」です。本当に最悪の大事にならずによかったです。

サイドカバーなんですが、このバイクのココはバイク倒しても割れないと思うので、参考までに。

転倒の際、体がバイクと対象物との間に挟まって割れたんでしょうけど・・・

カバーはともかく、あまり壊れた状態は公開できませんのでこちらは修理後です。

黄色線が修理後、赤線が修理前のハンドル角度の状態のイメージです。実際はわずかなひずみなので、ぱっと見わからないです。

フォークは曲がりはないものの、オイルが1/3程無くなっていました。

納車の時に規定量、事故後の預かり時にオイルもれもありましたので事故によるもののようです。

中古部品で交換したり、ステムは修正ができる範囲でしたので、部品交換ではなく修理でなんとか。

あとはちょこちょことついた傷を消しておきます。

ひずみはステム周囲・ホイールの曲がりだけで済んでいましたが、OHしていないフォークだとフレームまでひずんでいたかもですね・・・。その場合ライダーが受ける衝撃または飛ばされる力は格段にアップします。

事故のショックは「タイヤ」「ホイール」「フォーク」「ステム」「フレーム」と伝わりますので今回はステムまでで止まってくれています。

フォークのメンテナンスがされていないとフォークでショックを受けきれない分がフレームへ回ります。

ショックはライダーが受けますので、できるだけバイクで軽減する必要があるわけです。

ショックの緩衝材はタイヤとフォークが大部分。あとはかなり強い力でないと曲がりません。

うちの販売車両ほとんどフォークOHしている意味がようやく分かった。

中古未整備のバイクはフォークオイル入ってない。泥のようなオイル、水が混じったオイルはざらです。ばねが入ってるから正常に見えるだけ。そのバイク、フォークオイルが「漏れてない」じゃなくて「入ってない」の間違いではないですよね?

普通に乗れますからやらないお店も?。個人ならなおさらです。

うちでやってないのはフォークオイルが無い構造または前の持ち主さんがバイク屋で整備していた場合のみフォークOHやってないです。オイル交換で異常が無ければですが。ほとんどそんなことないですけどね。

事故対策はブレーキとかタイヤとか「当たり前」のところ以外にも大事な部分がありますよ!

バイクは事故に対してライダーが無防備ですが、基本設計でショック対策があるのです。

ただし整備されている状態に限ります。

メンテナンスは命の保険です。乗れる状態であってもメンテナンスをしてあげてくださいね。

安全運転でも事故はあります。予測運転もしっかりと!