みなさんバイクのメンテナンスや整備をする時、ビリッ!と感電しないか心配になりませんか!?
私はとても怖かったです。なぜなら心配性だから。
だってこんな感じになりたくないじゃないですか!
でも、きなこさんやとばり君の整備を見ていると、なんの躊躇もなくバッテリーや配線をベタベタと触っているんです。きっとこの人達は普通じゃなんいんだとバッテリーからそっと距離を置いていました。しかし、現在バイク整備の勉強中で、どうしてもバッテリーを触らなくてはいけなくなってしまいました!
これはもうバッテリーについて勉強するしかありません。でないと怖くてバッテリーを触れない!
しかし、バッテリーのを勉強していくうちに意外な事実が!?
まずは電流の流れを理解する
そもそも電流ってどのように流れているのでしょうか?
すごく分かりやすい図があったのでお借りしました。
バッテリーからでた電気は配線を通ってライトなど電気を消費する場所にいきます。そこから配線を通ってバッテリーに帰るわけではなく車体金属部を通ってバッテリーに戻ります。
つまり、バイク本体にはすでに電気が流れていたわけです!
しかし、マイナスに流れている電流は超微弱なので体感できないし安全です。人体に電気が流れるのはプラス配線(絶縁されている部分は大丈夫ですよ)とマイナスの配線を同時に触った時です。
人体は以外と電気を通しにくい!
今度は各物質がどれくらい電気を通すのかみてみましょう。
物質 | 電気抵抗 |
銅、鉄 | |
人体 | |
ゴム |
電気抵抗についてネットで調べたり、専門の人に質問してみたのですが、物質ごとの電気抵抗の比較はできませんでした。どうも難しい話になるらしく自分には理解できませんでした💦
しかし、銅や鉄はほとんど電気を通し、ゴムはほとんど電気を通さない。そして、人体は以外と抵抗があるということが分かりました。(人体の70%は水分だから電気を通しやすいと思ってた)
やはりルフィに雷は効かない!!
どれだけ人体に電流が流れるのか
人体が電気を通しにくいといっても、プラスとマイナスを触れば電気が流れるわけです。
じゃあどれくらい流れるのかということになります。人体の電気抵抗は乾燥している状態(水に濡れていると抵抗値が下がる)で約5000Ωだそうです。そうするとバイクのバッテリーはだいたい12Vなので以下の計算式が成り立ちます。
12V ÷ 5000Ω = 0.0024A(2.4mA)
以下人体に及ぼす影響にあてはまてみると、ビリっときそうで嫌ですね💦
しかし、実際2.4mAでは電気の流れを感じることができないレベルのようです。
- 1mA(ミリアンペア):ビリッと感じる程度
- 5mA:痛みを感じる
- 10mA:我慢できない痛み、衝撃を感じる
- 20mA:痙攣、呼吸困難、流れ続けると危険な状態
- 50mA:短時間でも命の危険になる
- 100mA:致命的、死亡
参考数式
- 1A = 1000mA
- オームの法則:電圧(V)=電流(A)× 抵抗(Ω)
実際に触ってみたら・・・
これで理論武装はできたわけです。しかし、やはりなんとなく不安が残ります。これはもう実際に触ってみるしかない!
12Vのバッテリーでテスターを使って電気がながれていることを確認。
恐る恐るバッテリーのプラスとマイナスを触ってみる・・・
エイッ!!!
オーーー!!!
なんともない(*’▽’)
ただ、以下は気を付けたほうがいいとのことでした。
- セルを回している時のセル回り
- エンジンを回した状態のスパークプラグ
さすがに、これは実際に触ってみる勇気がないので想像するしかありません💦
しかし、通常の作業をしていく分には問題なさそうです(安心した~)。作業しているうちにビリっとくる瞬間があったらまた報告します。
アディオス!