2021/12 エリミネーター250の整備

出品中の車両と同一車種とは限りません。すべての車両に同等の整備を行っています。同型車種の整備として参考にしてください。

エリミネーター250が入庫しましたので整備ログです。

1990年式とかなり高年式ですが、初期の規制前後の車両はかなりの高出力です。

40馬力 トルク2.4

ちなみに最近人気のレブル250は

26馬力 トルク2.2

とまぁ開きがあります。

積んでるエンジンはZZR250のもので、アメリカンっぽい外観ですがエンジンは高出力

と珍しい組み合わせで、メーカーのKawasakiさん発表で

アメリカンではなくドラックカーだそうな。

確かに高回転までよく回り、100キロオーバーでもまだ加速する力強さがあります。

不動車です。
結構きれい目ですが、タンクのスレや細かいところのサビが結構あります。


これでもサビは少ない方ですが、外した時にきれいにしていきます。


順番に分解していきましょう。

サイドカバーは割れて部分的に無くなってますね。

リアフェンダーは割れてます

フロントフェンダーは傷+サビですね

ヘッドカバーからはオイル漏れ跡。
このままでは作業できないところになりますので、エンジン下ろしも決定です。

左のエンジンカバーからもオイル漏れがありそうな汚れが。


ウォーターライン周辺も漏れがあると思われる錆が出ています。
とりあえず現在は漏れてないんですが、動かしたら漏れ始めそうですね。

エアクリーナーボックスを外します。
スイングアームは自家塗装されているようです。手塗っぽい。


ブローバイのわりにはフィルターはきれい。
動かなくなる前は定期的にメンテナンスされていたようです。
オイルもきれいでした。

キャブレターはオーバーホールしていくので外しておきます。

リアブレーキ、まだブレーキパッドの残りはありそうです

排水された水もまあまあきれい

全体的なチェックが済んだので、修理しながらきれいにしていきます。