車では見ることがない機構なので、初めて聞くという方多いです。
当たり前に車についていたのは50年くらい前になるのかな??
車で見れるのはワイルドスピードのドミニクさんが乗る車くらい??
で、題名のご質問を頂きます
一言でいうと、エンジンにガソリン・空気を送る装置です
の、古いタイプ。今は車・バイクともにインジェクションになっています。
インジェクションもエンジンにガソリン・空気を送る装置で働きは同じです。
少し詳しく
キャブレター:機械的にエンジンへ混合気(ガソリン+空気)を送る装置。エンジンで発生する吸気圧でキャブレターから混合気をエンジンに吸い込み点火する。
インジェクション:電子制御でエンジンへ混合気を送る装置。インジェクターをコンピューター制御することでエンジン内へ混合気を送る。
働きは同じでも作りや制御が違います
キャブレターを機械式、インジェクションを電子式と言ったりもします
キャブレター=古い
インジェクション=新しい
とも言えます。
そしてよく聞かれますが、どちらがいいんでしょうか??
新車ならインジェクション(新車はインジェクションしか買えません)
中古なら状態・バイクに求めるものによります
インジェクション
メリット:季節に関係なく始動しやすい。コンピューター制御なので安心感がある。どこか壊れない限り調整はコンピューターの設定で動くのでアイドリングなどの調整は不要。
デメリット:設定の変更は専門の機材が必要、部品が高額で故障した際の修理費が高い
電子制御だから電子部品がバイクに載ってます。それらの故障は部品が高い・・・
キャブレター
メリット:機械式なので作りが原始的?細かい部品でできている為、小さいパーツで部品交換可能。壊れたところだけを交換するので部品代が安い。燃料濃度の調整が出来、マフラー交換やエアクリーナー交換に対応した設定に調整可能。
デメリット:寒い季節にエンジンの始動性がインジェクションに劣る。チョークやアイドリング調整などを行う必要がある。
キャブは修理費が安い、カスタムや調整に柔軟
インジェクションは調整しなくて始動性がいい
キャブは始動性に劣る
インジェクションは部品代が高い
通常のメンテナンスに関しては両者とも同じ。
両者の性能の違いというよりバイク全体の性能の違いになります。
新しい方が良いけど、古いバイクにしかない能力もちらほら
新しいバイクが全体的なスペックは良い傾向。
でも、一定古いバイクに魅力があるのも事実。
例えば、馬力でいうと昔の250㏄が今の400㏄に近い車種も。
独特の音や乗り味なども決め手になっているようです。
半年インジェクション車、1年キャブレター車に乗りましたけど、キャブレター車は冬の朝が確かに始動しにくい。あとは特に使用感に違いは感じませんでした。
新型の出力低めだけど安定重視も良し、旧型の2気筒・4気筒・高出力で乗ること自体を楽しむも良し。
結局は好み次第になります
キャブレター車ご購入の場合は簡単ですが使用方法や注意点をまとめた資料をお渡ししています。
ご活用くださいね。